代表あいさつ

代表理事 米井 嘉一(よねい よしかず)

米井 嘉一
同志社大学 生命医科学部 教授
米井 嘉一

本財団の研究方針について

人口動態は少子高齢化、国家経済は公的医療費の高騰、税収の減少、健康概況は未病を含め多 くの国民が病んでいる。さらにコロナ禍が加わった。将来の日本を担う世代(特に若年女性や子 供たち)への影響は多大である。

この時代背景の中では、「医食同源による健康増進」を目標に掲げ、生活習慣病の予防、公的 医療費の削減に貢献する。「産官学の叡智を集めた活動」を通じて、公益財団法人化を目指す。 主たる活動は①財団として独自研究・活動、②研究助成事業である。医食同源の意は幅広く奥が 深い。独自研究・活動では、全粒穀物等が持つ栄養学的優位性、活用法についての啓発、社会実 装を実現する。研究助成事業では、インパクトファクターでは評価できないインパクトのある研 究、進取の気性あふれる研究を支援したいと考える。

【私たちの夢 (医食同源介入研究)】
希望者に全粒穀物等(国産の玄米・加工玄米、その他の農水産物。メーカー問わず)を支給、 健康効果の調査をする。対象者として栄養バランスの乱れに気づいてない者、医食同源介入が必 要な事例、特に将来の日本を支える世代の健康支援。例えば、男女の生殖機能の衰えが疑われ、 妊娠を希望する男女への介入。妊娠率の向上につながるか検証。また研究テーマを課して研究助 成を行う。

【上記研究により期待される成果】
医食同源によって健康被害、疾病、男女の生殖機能の低下を予防できる可能性あり。

【結語】
財団の活動原資は高貴なる心の持ち主からの貴重な寄付金である。私には、正しい方向に向け て舵を取り、適切な方法と早さで活動に臨む責任がある。できるだけ高い視点から事象を観察し、 公益性と透明性を重視した運営を心掛ける。理事長として、国民の健康増進、健康寿命の延伸、 医療費削減、少子化の打開、地方活性化に少しでも貢献できるような研究を推進したい。